こんにちは。ちこです。
やっと秋がやってきましたね。秋の夜長にぜひ読書をしたいものです。
今回は韓国語とは関係はないのですが、今まで読んだ本の中でこれはぜひ読んで欲しいという本をご紹介します。私はとても本好きで、心理描写がよく書かれていて共感でき、内容が深く、読みやすく、心に残ったものが大好きです。ですのでそういったものを厳選しました。順位はとてもつけられないほど面白い作品ですので順番は関係ありません。
本は映画にはない、より深く繊細な内容が書かれていることが多く、心に強く残るので何ともいえない感動の世界を味わうことができます。映画もとても面白いですが、本は映画よりより細部にわたって書かれており、読む人の想像力にかかってくる部分が大きいので、自由度もありながらより深く広い世界を味わうことができると思っています。
本の苦手な方も多いと思いますが、最近の作家さんの作品の読みやすさには、びっくりするものがあります。それだけ文章力を磨かれているのでと思いますね。ぜひ一度こちらにある本を読んでいただけたら、そんなところも味わっていただけると思います。読んでいるうちに引き込まれてもう最後まで読んでしまったなんて声が聞こえてきそうです。
またほぼ大好きな著者の方々なのですが、その他の作品も素晴らしいものがたくさんあるのでおすすめの本も一緒に紹介したいと思います。どれも有名で映画化されているものが多いですが、まだ見ていない方にあえてご紹介したいと思います。
ぜひ参考にして読んでみてくださいね。(ネタバレが嫌な方はストーリーは飛ばして下さい)
おすすめの小説【心に残る感動的な小説10選】
「空飛ぶタイヤ」…池井戸潤
映画化もされた「空飛ぶタイヤ」です。池井戸潤さんの作品はどれも読みやすく、社会の矛盾や世の中の理不尽な世界を正していく人気の“半沢直樹シリーズ”などのような作品が多いですが、こちらも似たような内容があります。
こちらは半沢直樹シリーズのような痛快さはありませんが、反対に主人公が絶望の淵まで追い詰められながらも最後諦めずに戦い続け、やっとのところで乗り越えていく姿にとても感動し泣けました。映画よりもより深い内容があるのでぜひ読んで欲しいと思います。
上下巻ありちょっとページ数が多くて読むのをためらってしまいそうですが、本当に読みやすくて内容が濃く先が気になって、あっという間に読んでしまいますよ。
池井戸潤さんのその他のおすすめの小説
- 下町ロケット
- 半沢直樹シリーズ
「たゆたえども沈まず」…原田マハ
原田マハさんも甲乙つけがたいほど良い作品が多くて、絵画に造詣が深く、ほぼ事実にそった画家たちの小説は本当に深いものがあります。こちらの作品は“ゴッホ”の生涯を描いた内容で、暗く重い内容ではありますが何とも言えない心に残るものがあります。ゴッホとそのゴッホの弟を中心とした家族たちの物語で、兄弟の愛に支えられながらのゴッホの苦脳の人生を描きます。いまでこそ有名で認められている画家たちですが、当時はとても貧しく画家同士での意見の対立や、印象派に対する批判的な社会の中で絵を描き続ける画家たちの姿がありありと綴られています。
他にも本当にすばらしい小説が多く、感動するものがたくさんあります。ぜひ手に取って一度読んでいただけたらと思います。
原田マハさんのその他のおすすめの小説
- 楽園のカンバァス
- 暗幕のゲルニカ
- キネマの神様
- 常設展示室
「そして、バトンは渡された」…妹尾まいこ
けっして恵まれて生まれてきたわけではない主人公が、素晴らしい里親に引き取られて幸せをつかんでいく物語。激しく感動的な内容ではないですが、たんたんとした中にもじんわりとしみるような温かさが心にしみる作品です。
こちらも映画化されたようですね。見ていないのですが小説は本当によかったです。血のつながりのない親子でも、深い愛の中で育つ主人公の本当の愛というものを感じさせてくれる作品です。
- 天国はまだ遠く
「名もなき毒」…宮部みゆき
宮部みゆきさんの作品もどれも好きなのですが、こちらの「杉村三郎」シリーズが大好きです。大会社の社長の娘である女性と結婚し、その会社に転職する主人公。そして周辺で起こる殺人事件のなぞを探っていくなかで探偵としての才能を感じ、その会社を辞めいつの間にか探偵になってしまいます。少し気の弱い主人公は本当のことが言えないなかで、少しずつ妻との間に心のすれ違いができ始めます。ヒーローものの多い中、ちょっと頼りない主人公ですがそこに人間らしさの魅力を感じさせられます。「誰か」「希望層」「昨日がなければ明日もない」とシリーズ化していますので続きが気になる作品です。
その他にも多様なジャンルの作品があり、サスペンス、歴史小説、ファンタジーとどのジャンルでも素晴らしい作品があります。
宮部みゆきさんのその他のおすすめの小説
- 三鬼
- レベル7
- パーフェクトブルー
- あんじゅう
「強く風が吹いている」…三浦しをん
ある大学のつぶれかけの長距離部が寄せ集めのようなメンバーを訓練させながら、あの有名な箱根駅伝に進出。メンバーもとても無理そうな面子で絶対無理だろうと思っていましたがいやはや。日本にはこんなに面白い小説があるんだとつくづく感じた作品です。
- 舟を編む
- 神去なあなあ日常
「手紙」…東野圭吾
両親を亡くし弟を大学に行かせたいがために泥棒をし、殺人を犯してしまう兄。兄は刑務所に入れられたが、それでも弟が気掛かりの兄は牢獄から手紙を書く。始めはそんな兄をかわいそうだと思っていた弟。しかし成功の道をつかみかけ始めたが、兄の経歴によってすべてが上手くいかなくなりだんだんと兄を避けていく。こちらも映画化されたようですが、とても感動的な話でした。最後はとても泣けました。東野圭吾さんの作品はとにかく読みやすい。厚い本もあっという間に最終ページに。そして発想の素晴らしさは言うまでもありません。
東野圭吾さんのその他のおすすめの小説
- さまよう刃
- 人形の眠る家
「羊と鋼の森」…宮下奈都
たくさんの賞を受賞した、とても素晴らしい作品です。高校2年生の時に偶然体育館でピアノを調律している場面に主人公は遭遇し、その音を聞いてピアノ調律師になることを決心します。ピアノの音や森や木々の美しさが目に映るような美しい作品です。
「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」…辻村深月
あの「かがみの孤城」で有名な辻村深月さんの作品も本当に素晴らしいものが多いです。びっくりするほど繊細に表現された女性の心理描写には、女性であれば共感し心を揺さぶられるでしょう。連絡を怠っていた幼馴染の友人がとても仲の良かった母親を刺し行方不明になります。主人公は友人が掛けてきた電話の意味を察し、行方不明の友人を探すことを決心します。
途中からハラハラドキドキし最後の結末も必見です。
- 凍りのくじら
- かがみの孤城
「蜜蜂と遠雷」…恩田睦
ピアノのコンクールを題材とした作品。前編後編に分かれており、厚さもありますが読み始めるとあっという間に読んでしまいます。才能あふれる魅力的なコンテスタント達のそれぞれの境遇の中で、そのお互いの出会いで成長させあい素晴らしい音楽家としてのスタートを切るきっかけとなります。音楽の表現から美しいキラキラとした景色を見させられ、心理描写もとても素晴らしいです。ギフトと言われた謎の少年が最後どうなるのかワクワクします。
「こころ」…夏目漱石
小学校の教科書にものっているだれでも知っている「こころ」。大人になってみて改めて読んでみてその素晴らしさがよく分かりました。罪悪感に苦しんで自殺をしてしまう先生。手紙を通しての先生の心理描写は素晴らしいものがあります。
- 坊ちゃん
- それから
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