今回は宮部みゆきさんのおすすめの小説をご紹介します。宮部みゆきさんの小説にはいろいろなジャンルがあり、どのジャンルにも素晴らしく、面白い作品がたくさんあります。感動的で心に残り、一度味わうとそこから抜けられなくなるほどの中毒性があるほどです。ぜひ宮部みゆきワールドをご堪能いただけたら嬉しいです。
宮部みゆきのおすすめ小説
宮部みゆきさんの小説にはミステリーサスペンス、SFファンタジー、時代ドラマ、フューマンドラマなどがあります。その中でも特に面白かったものを厳選してお届けします。順番は関係ありません。興味があるジャンルから選んで読んでくださいね。
1.誰か Somebody
人気の杉村三郎シリーズの第一巻目です。特におすすめなのは2巻目の「名もなき毒」なのですが、登場人物や話の流れをつかむには最初から読むのをおすすめします。
平凡な編集者だった杉村三郎は大企業の娘と結婚し、その企業の社内報を編集する部署に転職します。主人公が身近に起こっていく事件を追っていくうちに、自分自身が探偵に才能があることに気づきます。
こちらのシリーズはそれぞれが個別の物語でありますが、主人公の人生の流れに沿って物語が進んでいくので出版順に読むのをおすすめします。
ヒーローやかっこいい人物が主人公には多いですが、こちらの主人公は少し気が弱くて人間味あふれる人物です。そんな所にとても魅力を感じます。読みやすくとてもおすすめです。
2.レベル7
スリルとサスペンスが好きな方には断然読んでいただきたい作品です。
ある日マンションで目を覚ました主人公は自分が誰なのか記憶がなく、腕には記号が記されていました。隣に寝ていた女性もどうやら同じ状況で、なぜその場所にいるのかも分かりませんでした。
冒頭からその先が気になる内容ですよね。かなり分厚い本ですが、先が気になってどんどん読み進めてしまうでしょう。内容も薄っぺらくなくかなり入り組んだ面白い構成になっていて読みごたえがありますよ。
3.龍は眠る
ドラマ化されたサスペンスの傑作です。派手さはないですが、2度読んでもうならせるほど素晴らしい作品です。
雑誌の記者である主人公がある日台風で土砂降りの中、自転車がパンクして困っていた高校生を車に乗せて助けます。そして大雨の中、車がガクンとしたので見るとマンホールの蓋が空き、大量の水が流れ込んでいました。そしてそこに小学生の子供を持つ親が子供が行方不明になったと必死に探していました。
助けた高校生はサイキックと言われる不思議な能力を持ち、マンホールの蓋を開けた犯人が分かると言い出します。特殊な能力を持つために苦しむ少年、そしてそれを信じたくても信じきれない主人公の葛藤。そして主人公に無言の脅迫状が。
500頁の分厚い本ですが、読みやすく先が気になってあっという間に読んでしまいます。主人公の語り口で物語が進んでいきます。重い内容ではありますが心理描写や表現にはうならせるものがあります。ぜひ読んで見てください。
4.悲嘆の門
宮部みゆきさんのファンタジー小説の傑作です。ファンタジーと言ってもふわふわした不思議な物語ではなく、現実的、サスペンス的な内容で物語は綴られます。
大学一年生の三島幸太郎は先輩の勧めで法律に抵触するものや犯罪に結びつくものを監視し、調査するサイバーパトロールの会社にアルバイトで働き始めます。そして一緒に調査をしていた先輩が行方不明に。浮浪者が突然失踪、体の一部を切って殺害する連続殺人事件などが起こります。また先輩の死が新宿の廃ビルの屋上にある奇怪な銅像と関わりがあることに気づきこのビルに侵入することにします。
こちらの話は「英雄の書」の続編であり、そちらで主人公だった森崎友里子が中学生になって登場します。話の筋的にはそちらを先に読んでいただきたいですが、こちらの作品が素晴らしいのでおすすめします。
「英雄の書」もこちらにリンクをのせておきますので、気になる方はこちらもどうぞ。
宮部みゆきさんの描く壮大なファンタジー作品。ファンタジーが好きな方にはおすすめです。
5.かまいたち
宮部みゆきさんの時代小説も名作が多く、時代小説というと難しそうだと思われる方もいると思いますが、宮部みゆきさんの作品は情深く人間味があふれ当時の人々の生活が生き生きと感じさせられます。こちらの作品は短編集ですし、とても読みやすいので一度読んでいただけたらと思います。
当時の江戸ではかまいたちと呼ばれる辻斬りが恐れられていました。主人公のおようは町医者の父を手伝いながら暮らしていましたが、ある日父親の往診の帰りが遅いので心配のあまり迎えに行くのですが、途中かまいたちを目撃してしまいます。
6.おそろし
こちらは時代小説のシリーズものです。ホラーの時代小説ですが、とても読みやすく感情移入してしまうほど面白い作品です。
主人公のおちかは28才で美しい娘でありながら、ある事情を抱え叔父の袋物屋に奉公に入ります。叔父夫婦の代わりに訪れた客の話を聴いてみると、自分の心の痛みに共通するような痛みを持っている人でした。この事をきっかけに叔父は袋物屋でありながら、江戸中から不思議な話を聴く江戸百物語屋をおちかを聴き手に始めます。
最初はできないと反対したおちかでしたが、人々の悲しい物語を聴きながらおちかの痛みも少しずつ和らいでいきます。ちょっぴり怖いけど今に共通する人間の苦悩と悲しみを感じ共感させられるとても心に残る作品です。
7.パーフェクト・ブルー
警察犬だったマサが蓮見探偵事務所の用心棒となっての物語。蓮見探偵事務所の調査員である加代ちゃん、そして加代ちゃんの父親である蓮見探偵事務所の所長、そして加代ちゃんの妹の糸ちゃんや周囲の人々が関わりながら、マサが語り手となって起こる事件に関係し物語が進んでいきます。
シリーズものであり、ジャーマンシェパードのマサの活躍ぶりや蓮見探偵事務所の人々達との温かい人間関係、そしてほろ苦くせつない人生物語や生きざまを味わっていただけたらと思います。
8.ステップファザー・ステップ
訳あって中学生の双子の兄弟だけが住んでいる家に、ある日プロの泥棒が落っこちてきました。そしてなぜかその泥棒が子供達の継父として住むことに。シニカルでコミカルなテンポでとっても面白い作品です。
設定が少し違いますがドラマにもなっていて、宮部みゆきさんの作品の中でもとても人気の作品です。読めばクスッと笑わずにはいられません。
9.火車

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ミステリー部門で1位も受賞し、評価も高くドラマや映画化もされた人気の作品です。
事件で足を撃たれ休職、リハビリ中の刑事である本間に、ある日甥から婚約者が行方不明になり探して欲しいと頼まれます。
調べていくとその女性は、他人の名前をかたり本人とは全く別の人物でした。不幸な運命のために逃亡し、他人になりすまし生きるしかなかった美しい女性。その壮絶な女性の人生に主人公は刑事ながらに正義より同情の心が湧いていきます。
ミステリーながらの少し暗く重い雰囲気の中で話が展開していきますが、心理描写や謎が偶然のように解けていくストーリーはとても読みごたえがあります。ぜひ読んでいただきたい作品です。
10.理由
荒川区の超高層マンションで嵐のような雨の夜、一家4人の殺害事件が起こる。調べてみると本来住んでいた家族とは関係のない人達でした。ドキュメンタリー形式で、主人公が特に設定されていない珍しい書き方、客観的な視点で書かれています。
なので、心理描写や感情移入好きな方にはあまりおすすめではありませんが、800ページありながらもサクサク読めてしまいます。直木賞を受賞されている現代社会の歪みを描いた現代ミステリー小説です。




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