今回は韓国語の共感や感嘆などを表す「~네요」を学んでいきます。
こちらの表現は会話でよく使われる表現です。そして相手に対して少し優しいニュアンスを伝えることのできる表現ですのでぜひ覚えたいですね。
韓国語の「~ですね」感嘆や共感を表す「~네요」
では具体的な意味や使い方について詳しく解説します。
韓国語の「~네요」の意味は?
「~네요」は次のような意味で使われます。
- 共感を表す。
寒いですね→춥네요(チュンネヨ) - 感嘆や賞賛を表す。
上手ですね→잘 하네요(チャラネヨ) - 確認を表す。
雨が降っていますね → 비가 오네요 (ビガオネヨ)
ほぼこのような意味で使われます。
韓国語の「~네요」の具体的な使い方
こちらの表現は形容詞または名詞につく表現ですが、形容詞と名詞によって文章のつくり方が多少違ってきますので、まずはそちらを説明します。
動詞または形容詞に「~네요」がつく場合
動詞または形容詞に「~네요」がつく場合は次のようになります。
「~ですね」⇒「動詞or形容詞の語幹+네요」
動詞または形容詞の語幹とは以前も勉強しましたが、もう一度例で復習すると
語幹とは?
- 動詞の例:가다(行く)→가다の다をとった가が語幹
- 形容詞の例:좋다(よい)→좋다の다をとった좋が語幹
そして「~ですね」の表現はこのような動詞または形容詞の語幹に「~네요」をつけるだけです。ですので上の単語の場合は次のようになります。
- 動詞:가다(行く)→가+네요 ⇒가네요
- 形容詞:좋다(よい)→좋+네요 ⇒좋네요
とても簡単ですね。
では具体的な例文で見てみましょう。
- それはこれと同じですね。→그것은 이것과 같네요.
- 彼女はすでに行ったんですね。→그녀는 벌써 갔네요.
- あの人は本当に面白いですね。→저사람은 진짜 재미있네요.
- 今日は雪になりそうですね。→오늘은 눈이 오겠네요.
ここで気づいたと思いますが、動詞の場合は時制によって形が変わってくるということです。
過去の話をする時は動詞の過去形の語幹に、未来の話をする時は動詞の未来形の語幹に「〜네요」つければいいですね。
※過去形の場合→「~었다/았다」の다を取って「네요」をつける。
例)
- 갔다(行った)⇒갔네요
- 봤다(見た)⇒봤네요
- 했다(した)⇒했네요
※未来形の場合→「~겠다」の다を取って「네요」をつける。
例)
- 가겠다(行く)⇒가겠네요
- 보겠다(見る)⇒보겠네요
- 오겠다(来る)⇒오겠네요
名詞に「~네요」がつく場合
名詞に「~네요」がつく場合は名詞にパッチムがあるかないかによって、少し形が違ってきます。
名詞に「~네요」がつく場合:パッチムがない名詞
「~ですね」⇒「名詞+네요」
こちらもただ名詞に「~네요」をつけるだけなので簡単ですね。
例)
- ねこですね。→고양이네요.
- キムチですね。→김치네요.
- 歌ですね。→노래네요.
名詞に「~네요」がつく場合:パッチムがある名詞
「~ですね」⇒「名詞+이네요」
例)
- 学生ですね。→학생이네요.
- 辛ラーメンですね。→신라면이네요.
- 日本人ですね。→일본사람이네요.
では具体的な例文で見てみましょう。
- これは昨日の話ですね。→이것은 어제 이야기네요.
- 日本の首都は東京ですね。→일본의 수도는 도쿄네요.
- 彼は天才ですね。→그는 천재네요.
- 彼は先生ですね。→그는 선생이네요.
「〜네요」と似ている他の表現との比較
「〜네요」には他にも似たような表現があります。「〜군요」、「〜지요」ですがそれぞれの使い方や意味の違いを見てみましょう。
- 「〜네요」:こちらは自分の経験や判断で今新しくわかったことや、感嘆したことを表現する時につかいます。また相手に同意や確認を求めるニュアンスがあります。
例文:このレストランの料理は本当に美味しいですね。 → 이 레스토랑 음식은 정말 맛 있네요.
お二人は本当に仲がいいんですね。→두 분은 정말 사이가 좋으시네요. - 「〜군요」:今まで知らなかったことを知って納得したり感嘆したりしたことを表現する時に使います。自分自身で確認するニュアンスがあります。
例文:その映画本当に評判が良いですね。 → 그 영화 정말 평가가 좋군요.
ここは本当に有名なんですね。→여기는 정말 유명하군요. - 「〜지요」:すでに分かっていることや思っていたことに対して同意や再確認する時に使います。また相手の話を受け入れるニュアンスがあります。
例文:明日の会議に参加できますよね? → 내일 회의에 참석할 수 있지요?
その小説は本当に面白いですよね。→그 소설은 정말 재미있죠?
少し違いが分かりにくいかも知れませんね。
「〜네요」を使った文章を作ってみよう
ではここで練習のために問題を用意しました。以下の文を「~네요」を使って韓国語に翻訳してみましょう。
- その公園はとても綺麗ですね。
- 辛ラーメンは本当に辛いですね。
- もうお祭りは終わりましたね。
- あなたの会社はとても忙しいですね。
- 明日のお昼ご飯はお弁当ですね。
1.그 공원은 너무 예쁘네요.
2.신라면은 정말 맵네요.
3.벌써 축제는 끝났네요.
4.당신 회사는 매우 바쁘네요.
5.내일 점심은 도시락이네요.
2.신라면은 정말 맵네요.
3.벌써 축제는 끝났네요.
4.당신 회사는 매우 바쁘네요.
5.내일 점심은 도시락이네요.
「〜네요」を使う時の注意点
次に「〜네요」で文章を作るときの注意点をみてみましょう。
- 「〜네요」は主に話し言葉や手紙などの非公式な文章で使われます。公式な文章や論文などでは「〜입니다」や「〜이에요」などの敬語表現を使いましょう。
- 「〜네요」は相手に対する敬意を表すために、自分のことや自分の意見を述べるときには使いません。自分のことや自分の意見を述べるときには「〜요」や「〜는데요」などを使いましょう。
- 一部の動詞例えば“만들다”などは「~네요」が付くことによって語幹が変化するものもあります。そちらをㄹ変則活用といいます。詳しく知りたい方はそちらの記事で詳しく説明していますので、そちらをどうぞ。
韓国語の「~네요」まとめ
「〜네요」は会話でよく使われる表現です。韓国の方と仲良くなったらぜひ使ってみたい表現ですね。
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