韓国語の接続詞をご紹介します。接続詞とはその名のとおり前の文と後の文をつなげる言葉です。語尾などの変化はありません。日本語の「そして」「また」「しかし」のような単語ですね。
接続詞をつけることによってより韓国語が自然で文章の表現が豊かになります。
韓国語の接続詞
意味によって8つに分けて説明します。
順接の接続詞
前の文が後の文の原因結果になっているものをつなぐのが順接の接続詞です。
前の文の言っている事が原因で、後の文の結果になったという時、後の文の文の始めにつけます。
では一つひとつみてゆきましょう。
- 그러니까(だから)…前の文の内容を要約したり、説明したりするときに使います。
오늘은 지각을 했다. 그러니까 밥을 못 먹었다.(今日は遅刻した。だからご飯は食べなかった。)
- 그래서(なので、それで)…前の文の内容に基づいて、次の結果や理由を示すときに使います。
나는 책을 좋아한다. 그래서 책을 많이 샀다.(私は本が好きだ。なので本をいっぱい買った。)
- 그러면(それなら)…前の文の内容に応じて、次の結果や条件を示すときに使います。
당신은 너무 피곤한것 같아. 그러면 오늘은 쉬어라.(あなたはとても疲れてるみたいね。それなら今日は休みなさい。)
- 따라서(したがって、それゆえに)…前の文の内容から論理的に導かれる結果や理由を示すときに使います。かしこまった表現で会話ではあまり使いません。
회의에 참석 했다. 따라서 그 내용은 안다.(会議に出席した。したがってその内容は知っている。)
- 그러자(すると、そうすると)…前の文の内容に続いて、次の動作や変化を示すときに使います。
아이가 학교에서 오는 시간이 되었다. 그러자 아이가 집에 들어왔다.(子供が学校から来る時間になった。すると子供が家に帰ってきた。)
- 그러므로(それゆえ)…前の文の内容に基づいて、次の結果や理由を示すときに使います。会話でも若干使われますが、とてもかしこまった表現です。
수업은 10시부터 시작이다. 그러므로 9시 50분까지 학교에 와야 된다.(授業は10から始まる。それゆえ9時50分まで学校に来なければいけない。)
逆接の接続詞
後の文が前の文と逆の内容になっているものをつなぐのが逆接の接続詞です。
前の文と後の文の内容がほぼ反対の意味になっています。
- 그러나(しかし)…前の文と後の文が対立する内容になります。反対の内容ということですね。
비가 온다고 했다. 그러나 비가 오지 않았다 .(雨が降ると言った。しかし雨が降らなかった。)
- 하지만(だけど)…後の文が前の文を否定するか、対比的な内容になります。
나는 여자다. 하지만 성격은 남자 같아.(私は女だ。だけど性格は男のようだ。)
- 그래도(でも)…前の文の内容を受け入れつつも、後続の文が必要である場合に使います。
오늘은 바쁘다. 그래도 보러 갈거다.(今日は忙しい。でも会いに行く。)
- 그런데(ところで)…前述の内容に対して新しい情報を伝える時、または前文に付随する情報として伝える時に使います。
이번 휴가는 조금 바쁠거 같아.그런데 언제 놀러 가 ?(今回の休暇は忙しそうだ。ところでいつ遊びにいくの?)
- 그럼에도 불구하고 (にもかかわらず)…前述の内容に対して反対の別の論議を言いたい時、または前述の条件を無視して別の問題を伝える時に使います。ややフォーマルな表現で一般的な会話ではあまり使いません。
거기에는 출입금지 라고 써 있다. 그럼에도 불구하고 그는 들어갈려고 했다.(そこには進入禁止と書いてある。にもかかわらず彼は入ろうとした。)
- 그런데도(それでも)…現在の状況に対して予測できなかった事を示したり、新しい情報を補足したり、意外な情報を伝える時に使います。
비가 많이 왔어요. 그런데도 그는 왔어요.(雨がいっぱい降りました。それでも彼は来てくれました。)
並立の接続詞
前の文と後の文を並べて述べているものをつなぐのが並立の接続詞です。
- 또(また)…前の文章と後の文章を並列に繋ぐ時に使います。
하늘 . 또 바다.(空。また海。)
- 및 (および)…前の文章と後の文章を反復させたり、付加的に繋ぐ時使います。
개막식 및 회장님 인사(開幕式及び会長のあいさつ。)
対比の接続詞
前の文と後の文がお互い比べているものをつなぐのが対比の接続詞です。
こちらも前の文と後の文の内容が反対の意味になる場合が多いですね。
- 한편(一方で)…話をしている途中でその内容と少し関係のある別の話を続けて話す場合や、対比または矛盾する内容を話す場合に使います。
그는 몸이 건강하다. 한편 의지가 약하다.(彼は身体が健康だ。一方で意思が弱い。)
- 대신해(そのかわり)…代わりにやるという意味で他の人や物の変わりに何かする場合に使います。
이번주는 못 간다. 대신해 다음 주 가자.(今週は行けない。そのかわり来週行こう。)
- 그 반면(その反面)…前の文で述べた内容と対比的な内容を使用するときに使います。
나는 노래가 좋아 한다. 그 반면 노래를 못 부른다.(私は歌が好きだ。その反面、歌が下手だ。)
- 반대로(反対に)…あることの逆の状況や考え方を表現するときに使います。
마음과 반대로 행동을 했다.(心とは反対に行動をした。)
選択の接続詞
前の文と後の文のどちらかを選択するものをつなぐのが選択の接続詞です。
- 또는(または)…選択肢の中から一つを選ぶときに使います。
커피 또는 녹차가 있다.(コーヒーまたは緑茶がある。)
- 혹은(あるいは)…選択肢の一つが不確かなときや、追加的な情報を与えるときに使います。
그는 대학생이다. 혹은 고등학생 일거다.(彼は大学生だ。あるいは高校生だろう。)
- 아니면(それとも、でなければ)…選択肢の一つが否定的なときに使います。
장미를 좋아해요? 아니면 무슨 꽃을 좋아해요?(バラが好きですか。それとも何の花が好きですか。)
説明の接続詞
前の文と後の文どちらかがお互いを説明するものをつなぐのが説明の接続詞です。
後の文が前の文の説明をするときに、後の文の最初につけます。
- 즉(すなわち、つまり)…前の文の内容を要約したり、説明したりするときに使います。
소중하고 존경한 사람. 즉 부모다.(大切で尊敬する人。すなわち両親だ。)
- 왜냐하면(なぜなら)…前の文の理由や根拠を後ろに続けるときに使います。
한국에서는 버스가 많아요. 왜냐하면 산이 많아서 그래요.(韓国ではバスが多いです。なぜなら山が多いからです。)
- 예를 들면(例えば)…前の文の内容を具体的な例で説明するときに使います。
갖고 싶은 것 말해 봐.예를들면 가방이나.(欲しいもの言ってみな。例えばカバンとか。)
転換の接続詞
話を変えるときに文の最初につけるのが転換の接続詞です。
- 그럼(それでは、じゃあ)…前の文の内容に基づいて、次の行動や判断を示すときに使います。
이제 다 끝났군요. 그럼 갈게요.(もう全部終わりましたね。それじゃあ行きますね。)
- 그러면(それでは)…前の文の内容に応じて、次の結果や条件を示すときに使います。
그러면 그렇게 합시다.(それではそうしましょう。)
- 그런데(ところで)…前の文の内容と関係なく、話題を変えたり、追加したりするときに使います。
그런데 그 이야기는 어떻게 됬어요?(ところでその話はどうなったの。)
添加の接続詞
前の文に後の文で付け加えている内容をつなぐのが添加の接続詞です。
- 게다가(しかも)…前の文の内容に加えて、さらに別の内容を付け加えるときに使います。
그 사람은 사장이다. 게다가 서울에서 아주 유명하다.(その人は社長だ。しかもソウルでとても有名だ。)
- 더구나(さらに)…前の文の内容を強調したり、補強したりするときに使います。
오래는 폭설이 였다. 더구나 태풍도 많았다.(今年は大雪だった。さらに台風も多かった。)
- 그리고(そして、それから)…、前の文の内容と同じ種類の内容を続けるときに使います。
내일은 도서관에 갈거다. 그리고 미술관도 간다.(明日は図書館に行く。それから美術館も行く。)
- 그 뿐만아니라(それだけでなく)…前の文の内容と異なる種類の内容を続けるときに使います。
수학 시험은 100점이 였다. 그 뿐만아니라 국어 시험도 100점이 였다.(数学の試験は100点だった。それだけでなく国語の試験も100点だった。)
接続詞まとめ
意外とたくさんあって面食らう方もいるのではないかと思います。でも会話で使ったり聞いているうちにだんだんと覚えていけますので大丈夫ですよ。
楽しく学んでいくことが上達のコツですので、あまり負担に思わずマイペースで頑張ってくださいね。
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