韓国語の否定文の作り方
韓国語の否定文の作り方をご紹介します。
日本語で言うと「~しない」や「~でない」、「~できない」と表現します。否定文もよく使う表現なので、韓国語を学ぶには必須の表現ですね。
否定文の作り方はどのような品詞を否定するのか、つまり動詞または形容詞、または名詞を否定するのかで文法が違ってきます。
また不可能を表す「~できない」という否定文もご紹介しますね。
動詞、形容詞の否定文の作り方
韓国語の動詞、形容詞の否定文は2種類あります。順にご紹介します。
1.動詞、形容詞の否定文「안+動詞、形容詞」
例文)
【動詞】
- 弟は宿題をしない。→ 동생은 공부를 안한다.
- 今日は遠足に行かない。→ 오늘은 소풍에 안가요.
- 見なければいいよ。→ 안 보면 되지.
※ここで注意点ですが、「하다」がつく動詞がいくつかありますが、その場合「하다」の直前に「안」がつきます。上の文にもありますが、いくつか例をあげてみましょう。
- 청소하다(掃除する) → 청소를 안한다(掃除をしない)
- 식사하다(食事をする) → 식사를 안한다(食事をしない)
- 요리하다 (料理をする)→ 요리를 안한다(料理をしない)
このように「안」を「하다」の前に入れて作ります。
けれどこれは動詞のみで形容詞の否定文は下の文にもありますが、「안」は形容詞の前につけましょう。
【形容詞】
- 部屋がきれいじゃないです。→ 방이 안 깨끗합니다.
- そのビルは高くないです。→ 그 빌딩은 안 높아요.
- 荷物は大きくないです。→ 짐은 안 커요.
2.動詞、形容詞の否定文「語幹(動詞or形容詞)+~지 않다」
上の否定文をこの形にしてみますね。
例文)
【動詞】
- 弟は宿題をしない。→ 동생은 공부를 하지 않아.
- 今日は遠足に行きません。→ 오늘은 소풍에 가지 않아요.
- 見なければいいよ。→ 보지 않으면 되지.
【形容詞】
- 部屋がきれいじゃないです。→ 방이 깨끗하지 않아요.
- そのビルは高くないです。→ 그 빌딩은높지 않아요.
- 荷物は大きくないです。→ 짐은 크지 않아요.
この2つの言い方はどちらも使いますが、会話では「안+原形(動詞or形容詞」をよく使います。「~지 않다」の方はちょっと堅苦しいかんじがあります。ですが両方ともよく使われるのでしっかり覚えた方がいいでしょう。
それから形容詞にはこの「~안」の使えない単語があります。
2.새롭다
3.맛있다
4.재미있다など
この場合、「아름답다」の場合は「아름답지 않다」と表現し、「새롭다」は反対の意味の「낡다」、「맛있다」は「맛없다」、「재미있다」は「재미없다」を使うのが一般的です。
名詞の否定文「~じゃない」の作り方
次に名詞の否定文の作り方をご紹介します。
なので丁寧な表現の場合の「~ではありません。」は“名詞+~아닙니다”または“名詞+~아니에요”を使います。
例文)
- あなたは一人じゃない。→ 당신은 혼자가 아니야.
- 私は韓国人ではありません。→ 저는 한국사람이 아닙니다.
- 今日は月曜日じゃない。→ 오늘은 월요일이 아니다.
- その服は私のではない。→ 그 옷은 내꺼가 아니다.
당신은 혼자가 아니야^^
不可能を表す「~できない」の否定文の作り方
否定文には不可能を表すものもあります。「~できない」と言う文ですね。
こちらも2つの作り方があります。順に説明していきますね。
1.「~できない」の否定文「못 +動詞」
次に「~できない」という不可能を表す否定文をみてみましょう。動作で「~ができる」を否定する「~できない」という文ですね。それには「못 +動詞」でつくります。
例文)
- わたしはパソコンができない。→ 나는 컴퓨터가 못 한다.
- 彼は忙しくて家に帰れない。→ 그는 바빠서 집에 못 간다.
- 父は運転ができない。→ 아버지는 운전을 못 한다.
- 娘はピアノが弾けない。→ 딸은 피아노를 못 친다.
2.「~できない」の否定文「~ㄹ/을 수 없다」
そしてもう一つの表現があります。
ここで可能を表す文を紹介しましょう。
「~できる」は「~ㄹ/을 수 있다」で表すことができます。
例としては
- 海で泳げる。→ 바다에서 수영 할 수 있다.
- バンを作れます。→ 빵을 만들 수 있다.
「있다(ある)」の反対の言葉は「없다(ない)」ですよね。
ですのでこの反対の意味の「~できない」は「ㄹ/을 수 없다」で表すことができます。
例文)
- 車が故障して会社に行けない。→ 자동차가 고장나서 회사에 갈 수 없다.
- よく説明できません。→ 잘 설명 할 수 없어요.
- お金が足りなくて買えない。→ 돈이 모자라서 살 수 없다.
まとめ
否定文には『動詞または形容詞』の場合そして『名詞』の場合によって作り方が違うことがわかりましたね。また『動詞または形容詞』の場合は二種類の表現方法があります。それから『~できない』の否定文の作り方も説明させていただきました。
より分かりやすく説明したいと思いましたが、理解できたでしょうか。もしご意見などございましたらお気軽にコメントお願いいたします。
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