韓国語の勧誘の文の作り方を勉強していきます。
勧誘形とは「~しよう」、「~しましょう」というような、話している相手をどこかにまたは何かに誘う表現ですね。会話ではよく使われるので、しっかり覚る必要があります。
同年代や年下に使うパンマル(タメ語)と、目上の人に使う丁寧な表現があるので二通りの表現を覚えていきましょう。
韓国語の勧誘形の文の作り方
1.勧誘形「~しよう」:パンマル(タメ語)
こちらは目下の人や友達、親しい間柄の場合使われます。家族の場合はほぼこの表現を使っても大丈夫ですね。
このように動詞の語幹に「~자」をつけて表現します。語幹って何だろう?と思う方には“形容詞”のところで説明していますのでそちらの記事をご覧ください。
では例文で見てみましょう。
例文)
- 海に行こう。→ 바다에 가자.
- 一緒にやろう。→ 같이 하자.
- 少し休憩しよう。→ 조금 쉬자.
- さあ、始めよう。→ 자! 지작하자.
映画とかで「가자!(行こう)」「좀 보자(ちょっと見せて)」「밥 먹자!(ごはん食べよう)」などはよく聞こえてくるのではないでしょうか。
2.勧誘形「~しましょう」:丁寧な表現
つぎは丁寧な表現です。目上の人や親しくない場合にはこちらを使います。パッチムがある場合は「~읍시다」を、ない場合は「~ㅂ시다」を使いましょう。(家族の場合でも尊敬を表すため使う場合もあります。)
パッチムのない動詞の場合、動詞の下に「ㅂ」を付けます。パッチムがある動詞の場合はそのまま「~읍시다」を付けるだけです。
例)
가다 → 갑시다
하다 → 합시다
보다 → 봅시다
먹다 →먹읍시다
잊다 →잊읍시다
열다 →열읍시다
このようにすればいいですね。では例文です。
例文)
- 料理をしましょう。→ 요리를 합시다.
- 二人で作りましょう。→ 둘이서 만듭시다.
- 映画を見に行きましょう。→ 영화를 보러 갑시다.
- 夏休みには旅行しましょう。→ 여름휴가에는 여행합시다.
- コーヒーを飲みましょう。→ 커피를 마십시다.
- 野菜をたべましょう。→ 야채를 먹읍시다.
※注意※
ここで注意点です。動詞によっては「~ㅂ시다」をつけることで“ㄹ変則活用”してしますものがあります。
動詞の最後の文字のパッチムが「ㄹ」の単語の場合、後に「ㅂ」や「으」が続くと(~읍시다をつけること)、パッチム「ㄹ」や「으」が脱落します。これを“ㄹ変則活用”と言います。
만들다の場合:만들다+~읍시다⇒만듭시다(만들읍시다とはならない。만들다のㄹが取れてしまう。)
このように韓国語の動詞は後にくるもので変化してしまう、少し複雑な文法があります。こちらでは“ㄹ変則活用”をご紹介しましたが、他にもあります。とりあえず“ㄹ変則活用”についてより深く学びたいという方は詳しく解説したまとめ記事がありますので、そちらをご覧ください。
勧誘形まとめ
勧誘形にはパンマルの表現と丁寧な表現があります。
パンマルな表現 | 「~しよう」 | 「動詞の語幹+~자」 |
丁寧な表現 | 「しましょう」 | 「動詞の語幹+~ㅂ시다/~읍시다」 |
よく使う表現なのでしっかりと覚えていきましょう。
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