韓国語の発音変化のルールまとめ|詳しく解説しました!【重要】

 

韓国語の発音変化のルールを詳しく解説します【重要】

韓国語を学ぶ上で日本語と共通点の多い韓国語ですが、一番の難関は発音だと思います。そもそも韓国語には日本語には無い母音(어、으、의など)がありますし、日本語にはパッチムという概念もありません。

これから説明する発音のルールも初心者には少し難しく感じるかもしれません。けれど間違えて覚えてしまうと中級者になってもそのままなんてことにもなりかねません。

単語の発音を一つずつしっかりと覚えることが大切ですし、文章の中でどのように変化するのかよく知る必要があります。少ししんどいかも知れませんが、分かるように詳しく解説していきたいので頑張りましょうね!

1.有声音化

有声音化から説明します。有声音化とは濁音(は→ば)がつく発音になるということです。日本語で「岸」をそれだけだと「きし」と発音しますが「川岸」になると「ぎし」と発音しますよね。それと同じだと考えていいでしょう。

韓国語の有声音化のルールは

パッチムのない文字の後、 ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅈの子音がくる → 有声音化
ㄴ, ㄹ, ㅁ, ㅇのパッチムの後

例)

  • 도깨비 (鬼)→トッケ
  • 갈비 (カルビ)→ カㇽ
  • 부부 (夫婦)→ プ
  • 감자 (ジャガイモ)→ カㇺジャ

これは単語だけでなく文中でも同じように変化します。

例文)

  • 뭘 봐요?(なに見てるんですか。)→ ムォㇽヨ?
  • 어디 가?(どこ行くの。)→ オディ
  • 안 되요.(だめです。)→ アンヨ。

このようにルールがあるので日本語と同じとは言えませんが、会話の発音をよく聞きながらおぼえていくといいでしょう。

2.連音化(リエゾン)

続いては連音化です。連音化とはリエゾンのことで、以前にも説明しましたがパッチムの後に母音がくるとパッチムの子音と次の文字の母音(ㅇ )がひとつの音になって発音されるということです。

パッチムの後に 母音がくる(ㅇ) → 連音化

解説)

①パッチムがひとつの時

  • 먹어요(食べます)→머거요 と読む(文字1つずつ読むと“モグオヨ”になるが→連音化して“モヨ”になる。)
  • 할아버지(おじいさん)→하라버지と読む( 上と同じように“ハㇽアボジ” → 連音化して“ハボジ”。)
  • 연예인(芸能人)→여녜인と読む(上と同じように“ヨンエイン” →連音化して“ヨイン”)

リエゾンについては「パッチムの発音のコツ」のところでも解説していますので詳しく知りたい方はそちらも参考にしてください。

韓国語勉強パッチムの発音のコツ|ポイントを押さえれば難しくない
日本人には難しいとされているパッチムの発音。実は日本人は知らず知らずのうちに使っている発音なんです。ポイントを押さえて発音を覚えましょう。そうすれば難しいことはありません。また二重母音、発音の変化にも触れてみます。

②ダブルパッチムの時

パッチムの左側はそのまま発音。右側のパッチムは母音と結合します。

  • 앉으세요(座ってください)→안즈세요(アンジュセヨ)と発音
  • 읽었어요(読みました)→일거써요(イルゴッソヨ)と発音
  • 삶은 감자(煮たじゃがいも)→살믄 감자(サㇽムンカㇺジャ)と発音

注意点)ここで注意する点について説明します。

1.パッチムがㅇで次にくる子音がㅇの場合はリエゾンしない。そのまま読みましょう。

例)

  • 장어(うなぎ)→ ジャンオ
  • 강의(講義)→ カンウィ
  • 종이(紙)→ ジョンイ

2.ㅎパッチムの後に母音(ㅇ)がくるとㅎパッチムは発音しない。ㅎがとれてしますのですね。

例)

  • 좋아요(好きです)→ 조아요(チョアヨ)と発音
  • 많이(たくさん)→ 마니(マニ)と発音
  • 않아요(じゃない)→아나요(アナヨ)と発音

3.激音化

パッチムの子音ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈの後の文字にがくるとパッチムが合体します。

つまりㄱはㅋㄷはㅌㅂはㅍㅈはㅊになるということです。

パッチムの子音がㄱ,ㄷ,ㅈ,ㅂ ㅎがくる
→ 激音化
ㄱ → ㅋ
ㄷ → ㅌ
ㅂ → ㅍ
ㅈ → ㅊ

例)

  • 음악회(音楽会)→ 으마쾨(ウマッケ)と発音(ㄱがㅋに変化している。)
  • 입학(入学)→ 이팍(イパク)と発音(ㅂがにㅍ変化している。)
  • 많다(多い)→ 만타(マンタ)と発音(ㄷがㅌに変化している。)
  • 싫다(嫌だ)→ 실타(シㇽタ)と発音(ㄷがㅌに変化している。)

4.濃音化

次は濃音化です。濃音化は少し複雑ですが基本は4種類あります。例外的な濃音化もありますが全部覚えるのは大変です。例外的な濃音化はこんなものもあったという感じで少しずつ覚えていけたらいいと思います。

濃音化の基本(パッチムがㄱ,ㄷ,ㅂの後に⇒ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈ)

パッチムの子音がㄱ,ㄷ,ㅂ ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅅ,ㅈがくる
→濃音化
ㄱ → ㄲ
ㄷ → ㄸ
ㅂ → ㅃ
ㅈ → ㅉ

例)

  • 책상(机)→책쌍(チェㇰッサン)と発音(ㅅがㅆに変化している。)
  • 학교(学校)→학꾜(ハッキョ)と発音(ㄱがㄲに変化している。)
  • 식당(食堂)→식땅(シㇰッタン)と発音(ㄷがㄸに変化している。)

続いて濃音化の例外があるのでそれを説明します。

濃音化例外 ①漢字語のㄹパッチムの後にㄷ,ㅅ,ㅈがくると濃音化する

漢字語のパッチムの後にㄷ,ㅅ,ㅈがくると濃音化します。

例)

  • 결정(決定) →결쩡(キョㇽッチョン)と発音(ㅈがㅉに変化している。)
  • 발전(発生) →발쩐(パㇽッセン)と発音(ㅈがㅉに変化している。)
  • 출장(出発) →출짱(チュㇽッジャン)と発音(ㅈがㅉに変化している。)

濃音化例外 ②語幹がㄴ, ㅁの音で終わる場合、その後にㄱ, ㄷ,  ㅅ, ㅈがくると濃音化する

語幹がㄴ, ㅁの音で終わる場合、その後にㄱ, ㄷ,  ㅅ, ㅈがくると濃音化します。

例)

  • 앉다(座る)→안따(アンッタ)と発音(ㄷがㄸに変化している。)
  • 신고(履いて)→신꼬(シンッコ)と発音(ㄱがㄲに変化している。)
濃音化例外 ③合成語や複合語で、前の単語のパッチムがㄴ, ㄹ, ㅁ, ㅇの音の場合、その後にㄱ, ㄷ,  ㅂ, ㅅ, ㅈがくると濃音化する

合成語や複合語で、前の単語のパッチムがㄴ, ㄹ, ㅁ, ㅇの音の場合、その後にㄱ, ㄷ,  ㅂ, ㅅ, ㅈが続くと濃音化します。

例)

  • 손가락(指)→손까락(ソンッカラㇰ)と発音(ㄱがㄲに変化している。)
  • 발바닥(足の裏)→발빠닥(パㇽッパダク)と発音(ㅂがㅃに変化している。)
  • 된장국(味噌汁)→된장꾹(トェンジャンックㇰ)と発音(ㄱがㄲに変化している。)
濃音化例外 ④漢字語の中に接尾辞的な要素(点,性,的など)が入っている場合は濃音化する

漢字語の中に接尾辞的な要素(点、的、性など)が入っている場合は濃音化します。

例)

  • 가능성(可能性)→가능썽(カヌンッソン)と発音(ㅅがㅆに変化している。)
  • 약점(弱点)→약쩜(ヤㇰッジョㇺ)と発音(ㅈがㅉに変化している。)
  • 과학적(科学的)→과학쩍(クァハㇰッチョㇰ)と発音(ㅈがㅉに変化している。)
濃音化例外 ⑤「~のもの」という意味での것や거は濃音化する

~のもの」という意味での것や거は濃音化します。

例)

  • 내 거(私のもの)→내꺼(ネッコ)と発音(ㄱがㄲに変化している。)
  • 엄마 것(お母さんのもの)→엄마껏(オンマッコッ)と発音(ㄱがㄲに変化している。)
濃音化例外 ⑥未来形を表すㄹの後にㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅅ, ㅈがくると濃音化する

未来形を表すㄹの後にㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅅ, ㅈがくると濃音化します。

例)

  • 할 게요(します)→할께요(ハㇽッケヨ)と発音(ㄱがㄲに変化している。)
  • 갈 데(行く所)→갈떼 (カㇽッテ)と発音(ㄷがㄸに変化している。)

ちょと難しかったですね。全部覚える必要はなく、どうしてそうなるのかと疑問に思えた時に確認し理解していきましょう。

5.流音化

続いては流音化です。これはㄴの前後があると、になります。前後です。ㄴの前か後にㄹがあるとㄴがㄹになります。

ㄴの前後にㄹがあると ㄴが → ㄹになる

例)

  • 설날(正月)→설랄(ソㇽラㇽ)と発音(後の子音ㄴがㄹに変化している。)
  • 연락(連絡)→열락(ヨㇽラㇰ)と発音(前のパッチムㄴがㄹに変化している。)
  • 진료(診療)→질료(チㇽリョ)と発音(前のパッチムㄴがㄹに変化している。)
  • 칼날(刀)→칼랄(カㇽラㇽ)と発音(後の子音ㄴがㄹに変化している。)

6.鼻音化

続いて鼻音化です。これもまたちょっと複雑で分かりにくいかもしれません。3つに分かれているので順に解説しますね。

①ㄱ,ㄷ,ㅂのパッチムの後にㄴ,ㅁの子音がくると、パッチムの発音がそれぞれㅇ,ㄴ,ㅁになる

ㄱ,ㄷ,ㅂのパッチムの後に ㄴ,ㅁの子音がくる
パッチムの発音が
ㄱ→ㅇ
ㄷ→ㄴ
ㅂ→ㅁ

例)

  • 십년(新年)→심년(シンニョン)と発音(ㅂがㅁに変化している。)
  • 식물(植物)→싱물(シンムㇽ)と発音(ㄱがㅇに変化している。)
  • 국민(国民)→궁민(クンミン)と発音(ㄱがㅇに変化している。)

②ㅁ,ㅇのパッチムの後にㄹの子音がくると、後の子音がㄴになる

ㅁ,ㅇのパッチムの後に ㄹの子音がくると 後の子音ㄹがㄴになる

例)

  • 심리(心理)→심니(シㇺニ)と発音(ㄹがㄴに変化している。)
  • 종류(種類)→종뉴(ジョンニュ)と発音(ㄹがㄴに変化している。)

③ㄱ, ㄷ, ㅂのパッチムの後にㄹの子音がくると、パッチムがそれぞれㅇ, ㄴ, ㅁになり、後ろの子音がㄴになる

ㄱ,ㄷ,ㅂのパッチムの後に ㄹの子音がくると
パッチムが ㄱ→ㅇ
                   ㄷ→ㄴ
                      ㅂ→ㅁ
後ろの子音    ㄹ→ㄴ

例)

  • 식량(食料)→싱냥(シンニャン)と発音(パッチムㄱがㅇに変化、子音ㄹがㄴに変化している。)
  • 입력(入力)→임녁(イㇺニョㇰ)と発音(パッチムㅂがㅁに変化、子音ㄹがㄴ変化している。)

難しい~なんだか分かんなくなってきちゃった

韓国語の発音の変化は基本的に言いずらいものを変化させて言いやすくなるようになったものです。最初から全部頭に入れるのはとても大変です。たくさん聞きながら少しずつ慣れていくことが大切ですね!あせらずゆっくり頑張りましょう。継続が命です!

 

さあ、もうひと踏ん張りです!

7.ㄴ挿入(添加)

パッチムで終わった単語の後に、야, 여, 요, 유, 이,が続くときㅇにㄴが挿入されて냐, 녀, 뇨, 뉴, 니になるということです。

パッチムで終わった単語 야, 여, 요, 유, 이が続く
ㅇにㄴが挿入
야→냐
여→녀
요→뇨
유→뉴
이→니

例)

  • 부산역(プサン駅)→부산녁(プサンニョク)と発音
  • 그럼요(そうです)→그럼뇨(クロムニョ)と発音
  • 깻잎(ゴマの葉)→깬닢(ッケン二ㇷ゚)と発音
  • 두통약(頭痛薬)→두통냑(トゥトンニャㇰ)と発音

8.口蓋音化

続いて口蓋音化です。何のことだかわかりませんよね。ㅈ,ㅊへの発音の変化です。ㄷ, ㅌ, ㄾのパッチムのあとにがくるとㅈ,ㅊ,ㄹㅊになります。

ㄷ, ㅌ, ㄾのパッチムの後に 이がくる
ㄷ, ㅌ, ㄾのパッチム → ㅈ,ㅊ,ㄹㅊになる

例)

  • 붙이다(付ける)→부치다(プチダ)と発音
  • 굳이(敢えて)→구지(クジ)と発音
  • 햇볕이(日差しが)→햇벼치(ヘッビョチ)と発音
  • 끝이다(終わりだ)→끄치다(クチダ)と発音

9.ㅎの発音の変化

ㅎはいろいろな変化をします。3つあってそれぞれ説明しますのでだいたい理解できたらいいでしょう。

①ㅎの弱音化

ㄴ, ㄹ, ㅁ, ㅇや母音の後の ㅎは → 弱音化

例)

  • 은행(銀行)→으냉(ウネン)と発音
  • 결혼(結婚)→겨론(キョロン)と発音
  • 전혀(全く)→저녀(チョニョ)と発音

②ㅎの無音化

こちらはさきほどの“連音化”のところで説明しました。それと同じです。

ㅎの後に 母音が来る → 無音化

例)

  • 좋아요(いいです)→조아요(チョアヨ)と発音
  • 싫어요(嫌です)→시러요(シロヨ)と発音
  • 낳았어요(産みました)→나아써요(ナアッソヨ)と発音

③ㅎの鼻音化

ㅎの後に ㄴが来ると ㅎ→ㄴ

例)

  • 놓는(置く)→논는(ノンヌン)と発音
  • 낳는(生む)→난는(ナンヌン)と発音
  • 쌓는(積む)→싼는(ッサンヌン)と発音

発音変化のルールまとめ

お疲れさまでした。よく最後まで頑張りましたね!!대단해요!

韓国語の発音のルールは少し難易度が高いですね。私は耳から聞く方から始めたとのでどうしてそう発音するのかというよりも、分からないまま先に発音を覚えてしまったのでやさしかったのかも知れません。

こうして説明されても頭がこんがらがるのではないかと思いますが、なぜこんな発音なのと疑問に思った時点でよく説明を見て覚えていったらいいですね。

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