韓国語の「~になる②」を表す「~어지다」の使い方と意味を解説

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韓国語の「~になる」を表す「~어지다/〜아지다」

韓国語学習者の皆さん、こんにちは!韓国語には「~になる」を表すさまざまな表現がありますが、今回は「~어지다」について詳しく見ていきます。

この表現は、状態が変化をするときにとてもよく使われます。この記事では、「~어지다」の意味と使い方、そして似た表現との違いを徹底解説します。

「~어지다/〜아지다」の基本的な意味

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「~어지다」は日本語で「~になる」を表し、今ある状態や性質が変化を表すときに使われる表現です。この表現は、形容詞や一部の動詞について、「〜になる」という意味を持ちます。

例えば、気温が暖かく変化することを「따뜻해지다(暖かくなる)」と表現します。これは「따뜻하다(暖かい)」という形容詞の語幹に「-어지다」をつけて、「暖かくなる」という変化を表現しています。

 例:따뜻하다(暖かい)+~어지다  ⇒ 따뜻해지다(暖かくなる)

「~어지다/〜아지다」の文章の作り方

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「~어지다」の文章の作り方はとても簡単です。形容詞や動詞の語幹に「-아지다/어지다」を付けるだけで表現できます。形容詞や動詞に「-아지다/어지다」をつけることによって、状態や性質が変化するという意味になります。ではまず形容詞が付く場合、そして動詞が付く場合を具体的に例でみてみましょう。

形容詞に「~아지다/〜어지다」が付く場合

形容詞に「~아지다/~어지다」がつくにはこのようになります。

「~になる」  「形容詞の語幹+아지다/어지다
この「아지다/어지다」のどちらが付くのかは以前にも学びましたが、復習すると前につく形容詞の語幹の母音が“아または오”の場合“아지다が、それ以外の場合は“어지다”がつきます。例でもってみてみましょう。
A. 形容詞の語幹の母音が아または오の単語→아지다がつく
  • 많다(多い)⇒많(母音が아)+아지다 ⇒ 많아지다(多くなる)
  • 밝다(明るい)⇒밝(母音が아)+아지다 ⇒ 밝아지다(明るくなる)
  • 작다(小さい)⇒작(母音が아)+아지다 ⇒작아지다(小さくなる)
  • 좋다(いい)⇒좋(母音が오)+아지다 ⇒ 좋아지다(よくなる)
  • 좁다(狭い)⇒좁(母音が오)+아지다 ⇒ 좁아지다(狭くなる)

B. 形容詞の語幹の母音が아または오以外の単語→어지다がつく

  • 맛있다(美味しい)⇒맛있(母音が이)+어지다 ⇒맛있어지다(美味しくなる)
  • 적다(少ない)⇒적(母音が어)+어지다 ⇒적어지다(少なくなる)
  • 시다(酸っぱい)⇒시(母音が이)+어지다⇒시어지다(酸っぱくなる)
  • 멀다(遠い)⇒멀(母音が어)+어지다⇒멀어지다(遠くなる)
  • 길다(長い)⇒길(母音が이)+어지다⇒길어지다(長くなる)
  • 굵다(太い)⇒굵(母音が우)+어지다⇒굵어지다(太くなる)

このように変化するのが分かったでしょうか。

そして形容詞の場合語幹のパッチムが「ㅂ」の場合、「아지다/어지다」が続くことによって変則活用をします。例えば

춥다(寒い)⇒ 춥 + ~어지다 ⇒ 추워지다(寒くなる)

このように「춥다」は語幹の「춥 」のパッチムが「ㅂ」なので変則活用をします。

韓国語の形容詞には単語のパッチムによって変則活用するものがあります。変則活用については別に記事で詳しく説明していますので気になる方はそちらをご覧ください。

こちらのように変則活用をするものがいくつかあります。変則活用するものは単純に「아지다/어지다」をつけることができないので注意しましょう。

動詞に「~아지다/〜아지다」が付く場合

次に動詞に「~아지다/~어지다」がつくのもこのようになります。

「~になる」  「動詞の語幹+아지다/어지다
こちらも付き方も形容詞と同じです。動詞の場合基本的には他動詞が多く、その場合は動詞の受動態(受け身)を表すことが多いです。では単語の例でみてみましょう。
  • 만들다(作る)⇒만들(母音が어)+어지다 ⇒만들어지다(作られる)
  • 열다(開ける)⇒열(母音が어)+어지다 ⇒열어지다(開けられる)
  • 닫다(閉める)⇒닫(母音が어)+아지다 ⇒닫아지다(閉められる)
  • 깨다(割る)⇒깨(母音が어)+어지다 ⇒깨지다(割られる)
  • 잡다(つかむ)⇒잡(母音が어)+아지다 ⇒잡아지다(つかまれる)
  • 듣다(聞く)⇒듣(母音が어)+어지다 ⇒듣어지다(聞かれる)

そして例外として「하다」は「~어지다」がつくと「해지다」になります。これはそのまま覚えて下さい。

 하다 ⇒하다+~어지다해지다

「~아지다/〜아지다」が付く例文

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では例文で具体的にどのように使われているのか見てみましょう。

  • 人がどんどん多くなった。→사람이 점점 많아졌다
  • 照明が明るくなりました。→조명이 밝아졌어요
  • 話が長くなりそうです。→이야기가 길어질 것 같아요.
  • この公園は市民のために作られました。→이 공원은 시민들을 위해 만들어졌습니다
  • グラスを割られました。→유리잔이 깨졌습니다
  • お酒を飲むと顔が赤くなります。→술을 마시면 얼굴이 빨개집니다
  • 彼女はすごく綺麗になった。→그녀는 많이 예뻐졌다.

「~になる」を表す「〜어지다」と似た表現

「~になる」を表す「〜어지다」と似た表現にはどのようなものがあるでしょうか。「~어지다」と似た表現には、「~게 되다」や「~게 하다」がありますが、これらの表現はニュアンスが異なります。「~어지다」は主に状態の変化を強調しますが、「~게 되다」はその行動が予定外に起きたことや結果として起きたことを表します。また「~게 하다」は意図的な行為やその行為によって変化を引き起こすことを表します。

  • 어두워지다(暗くなる): 「暗くなる」という自然な変化を表します。例えば、日が暮れて外が暗くなる場合に使います。
    例文:비가 와서 어두워졌습니다(雨が降って暗くなりました)
  • 어둡게  되다(暗くなる): 結果としてそのような状態になったことを表す。例えばカーテンを引いた結果暗くなった場合などにつかいます。
    例文:커튼을 닫아서 어둡게 되었습니다(カーテンを閉めて暗くなりました)
  • 어둡게 하다(暗くする):誰かが意図的に「暗くする」という動作を表します。例えば、部屋の照明を消して暗くする場合に使います。
    例文:그는 영화를 보려고 방을 어둡게 했습니다(彼は映画を見ようと部屋を暗くしました)

まとめてみると

  1. 「〜어지다」…自然に起こる変化や結果を表すのに使われる。
  2. 「~게 되다」…その行動が予定外に起きたことや結果として起きたことを表す。
  3. 「~게 하다」…意図的な行為やその行為によって変化を引き起こすことを表す。

この3つの表現は単語によっては使えない表現もあるので、どのように使うのか最初は難しいと思います。いろいろな例を見ながら徐々に覚えていきましょう。

「~になる」を表す「〜어지다」まとめ

「~어지다」を自然に使いこなすためには、実際の会話や文章の中で多くの例を見て、その文脈を理解することが大切です。また、韓国ドラマやニュースを観て、ネイティブスピーカーがこの表現をどう使っているかを確認しましょう。繰り返し練習することで、少しずつ自然に使えるようになります。

この記事を参考に、「~어지다」の使い方をしっかりと理解し、日常会話で使ってみてください。練習を重ねることで、韓国語の表現がより豊かになります!

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