今回は「~したことがある/ない」を表す韓国語の表現を学びましょう。
- 見たことがある
- 行ったことがない
- したことがある
日本語でこういった表現は以外とよく使いますよね。
韓国語「~したことがある/ない」の表現は?
「~したことがある/ない」は「動詞の語幹+ㄴ 적이 있다/없다」
経験を表す「~したことがある/ない」は韓国語で表現するには「動詞の語幹+ㄴ 적이 있다 /없다」またパッチムがある場合は「動詞の語幹+은 적이 있다/없다」を使います。
(パッチムあり) :「動詞の語幹+은 적이 있다/없다」
「ㄴ 적이 있다」の「ㄴ」やパッチムありの「은」は動詞の過去連体形である「~した」という表現です。
動詞の過去連体形とは動詞の語幹に「ㄴ」や「은」をつけて名詞を修飾します。例を見てみましょう。
- 見た映画→ 본 영화 【보다(見る)+ㄴ→본】
- 行った山→간 산 【가다(行く)+ㄴ→간】
- 食べたケーキ→먹은 케이크 【먹다(食べる)+은→먹은】
動詞の過去連体形が今一歩よく分からないという方は、動詞の過去連体形を詳しく説明している記事がありますのでそちらをご覧ください。
動詞の語幹+「ㄴ」や「은」に「적이 있다/없다」をつけて「~したことがある/ない」を「動詞の語幹+ㄴ(은) 적이있다/없다」で表現します。
「ある/ない」を表す存在詞「있다/없다」についてもっと知りたいという方はそちらの記事を参考にしてください。
では例文を見てみましょう。
例文)
- 私はこの映画を見たことがある。→ 나는 이 영화를 본 적이 있다.
- 彼はソウルに行ったことがないです。→ 그는 서울에 간 적이 없어요 .
- 弟は早く起きたことがありません。→동생은 일찍 일어난 적이 없습니다.
- 友達と一緒にボランティア活動をしたことがあります。→친구와 같이 봉사활동을 한 적이 있어요.
※注意点です
パッチムが変化してしまうものがあります。
- パッチムがㄹの場合…ㄹが脱落します。
例) 만들다(作る)⇒만든 적이 있다(作ったことがある) - パッチムがㄷの場合…パッチムㄷがㄹになります。
例) 듣다(聞く) ⇒들은 적이 있다(聞いたことがある)
このように変化してしまうことを変則活用といいます。変則活用についてもっと知りたいという方はそちらの記事にはどのような単語が変化するのかも説明をしていますのでを参考にしてください。
ではもう1つの表現がありますので見ていきましょう。
「~してみたことがある/ない」は「動詞の語幹+아(어) 본 적이 있다/없다」
さきほどの表現との違いは「~してみたことがある/ない」の「みた」という部分ですね。
- 行ってみたことがある
- してみたことがある
- 使ってみたことがない
日本語でもこのような表現をしますが、この表現と一緒です。
この表現の場合、動詞の母音によって動詞の語幹に「아」または「어」をつけ「본 적이 있다/없다」を付け加えましょう。
動詞に「아」または「어」のどちらをつけるのかは以前にも勉強しましたが、簡単に説明すると
動詞の母音が
- 「아、오」の場合は「아」
- それ以外の場合は「어」
になります。
こちらの説明もより詳しく知りたいという方は現在形の文章の作り方の記事を参考にしてください。
では例文です。
例文)
- 釜山に行ってみたことがありますか。→부산에 가 본 적이 있어요?
- その本を読んでみたことがないです。→그 책을 읽어 본 적이 없습니다.
- その話をしてみたことがありますか。→그 이야기를 해 본 적이 있나요?
- 俺は泳いでみたことがない。→나는 수영 해 본 적이 없다.
注意点)動詞 보다(見る)だけはこの表現が使えません。
こちらの例文にもありますが、疑問文にするためには文末に「?」をつければOKです。簡単ですね。
韓国語「~したことがある/ない」まとめ
- 「~したことがある/ない」→「動詞の語幹+ㄴ(은) 적이있다/없다」
- 「~してみたことがある/ない」→「動詞の語幹+아(어) 본 적이 있다/없다」
このどちらの表現も会話でよく使います。
いろいろな表現を学んで韓国語をより理解し、豊かな表現で会話もできるといいですね。ではまた 또 봐요!
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