韓国語で「~してください」と相手にお願いする表現で、よく使う基本の文型である「~어/아 주세요」を学んでいきます。
韓国語の「~してください」お願いする表現「動詞の語幹+어/아 주세요」を学ぼう
日本語でも「○○に行ってきてください」とか「〇〇をして」と、相手にお願いをする表現はよく使いまよね。
今回はこの「~してください」という表現を韓国語で学んでいきましょう。
韓国語の「~してください」お願いする表現は「動詞の語幹+어/아 주세요」
주다は「与える」「くれる」「授ける」などの意味でこれだけでも使える動詞ですが、ここに『動詞の語幹+어/아+주다』をつけることで、「〜して」と自分がして欲しいことを相手にお願いする表現で使うことができます。
ですので基本形は「動詞の語幹+어/아 주다」になります。
가다の語幹は가になり、そしてその語幹の母音は아なので아がつきます。そして주다をつけます。가다 ⇒ 가 주다(短縮形になるので가+아→가)*短縮形についてはこちら
오다の語幹は오になり、そしてその語幹の母音は오なので아がつきます。そして주다をつけます。오다 ⇒ 와 주다(短縮形になるので오+아→와)
먹다(食べる)の場合
먹다の語幹は먹になり、そしてその語幹の母音は어なので어がつきます。そして주다をつけます。먹다⇒먹어 주다
씻다(洗う)の場合
씻다の語幹は씻になり、そしてその語幹の母音は이なので어がつきます。そして주다をつけます。씻다⇒씻어 주다
またこちら丁寧な表現ですが、表現によって下のように変化します。
- 가다(行く)⇒ 가 줘、가 주세요、가 주십시오
- 오다 (来る) ⇒ 와 줘、와 주세요、 와 주십시오
- 보다(見る)⇒ 봐 줘、봐 주세요、봐 주십시오
- 쓰다(書く)⇒ 써 줘、써 주세요 、써 주십시오
- 듣다(聞く)⇒ 들어 줘、들어 주세요、들어 주십시오
- 닫다(閉める) ⇒ 닫아줘、 닫다 주세요、닫다 주십시오
- 열다(開ける) ⇒ 열어 줘、 열어 주세요、 열어 주십시오
とてもたくさんありますね。
練習のために他の動詞も当てはめてみましょう。動詞の一覧はこちらです。
または하다(する)は해 줘、해 주세요、해 주십시오になります。こちらはこのまま覚えましょう。
では具体的にどのように使うのか例文を見てみましょう。
- この手紙をこちらに送ってください。⇒이 편지를 이쪽으로 보내주세요.
- 今日病院に行って下さい。⇒ 오늘 병원에 가주세요.
- それあっちに持って行って。⇒그거 저쪽에 갖다줘.
- 窓を閉めてください。⇒창문을 닫아 주십시오.
- お金を払って下さい。⇒돈을 내 주세요.
- 明日掃除してください。⇒내일 청소 해 주세요.
- ちょっとこちらに来てください⇒좀 이쪽으로 와 주세요.
- 明後日までこの仕事をしてください。⇒모레까지 이 일을 해 주세요.
次にこの「~아/어 주십시오」と「~세요」の違いについてみていきましょう。
「~아/어 주세요」と「~세요」の違い
どちらも日本語の意味は「~してください」になりますが、「~아/어 주세요」は「~してください」と相手に何かをお願いする表現ですが、「~세요」は相手に行動を促す表現の「~してください」という意味になります。
- 「~아/어 주세요」→相手に何かをお願いする表現
- 「~세요」→相手に行動を促す表現
少し分かりにくい気がするな
そうですねちょと分かりにくいですね。ニュアンス的には「~아/어 주세요」は相手に何かして欲しい時にいう感じで、「~세요」は行動を促す命令形である「~して」という意味の丁寧な表現になります。
例文で見てみましょう。
- 気をつけて下さい。⇒조심하세요.
- これを見てください。⇒이것을 보세요.
- さようなら。⇒안녕히 가세요.
- 言ってください。⇒말씀 하세요.
また命令形の表現は他の記事で詳しく説明していますので、そちらをごらんください。
韓国語の「~してください」まとめ
「~してください」の表現はよく使う表現なので、いろいろな動詞をあてはめて練習してみましょう。
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