韓国語の現在形や過去形など基本的な文章の作り方がわかったところで、続いていろいろな表現の文章を覚えていく必要があります。
よく使う表現を一つ一つ分かりやすく説明していきますので、頑張って学んでいきましょう。今回は「~しなければならない」という義務や必然を表す表現をご紹介します。
日本語でも「今日は仕事に行かなければならない。」とか「~なければならない」という表現はよく使いますよね。同じように韓国語でもよく使う表現です。ではそのような表現はどのような文章になるのでしょう。これから説明していきます。
韓国語で「~しなければならない」の表現は?
韓国語の「~しなければならない」の表現は2つあります。1つは「~아/어야 되다」でもう1つは「~아/어야 하다」です。それでは1つずつ説明しますね。
「~しなければならない」は「動詞の語幹+아/어야 되다」
韓国語の「~しなければならない」の表現は「動詞の語幹+아/어야 되다」になります。こちらの表現は会話でよく使われる表現です。
「動詞の語幹+아/어야 되다」の動詞の語幹と「~아/어」の使い方は現在形の文章の作り方でも勉強しました。分からないという方は現在形の文章の作り方で確認をして下さいね。
それぞれこのような形になります。よく使う単語がどのようになるのかいくつか見てみましょう。
- 가다(行く)⇒ 가야 돼、가야 돼요、가야 됩니다
- 오다 (来る) ⇒ 와야 돼、와야 돼요、 와야 됩니다
- 자다 (寝る) ⇒ 자야 돼、자야 돼요、자야 됩니다
- 일어나다(起きる) ⇒ 일어나야 돼、일어나야 돼요、일어나야 됩니다
- 보다(見る)⇒ 봐야 돼、봐야 돼요、봐야 됩니다
- 쓰다(書く)⇒ 써야 돼、써야 돼요 、써야 됩니다
- 듣다(聞く)⇒ 들어야 돼、들어야 돼요、들어야 됩니다
- 하다(する)⇒ 해야 돼、해야 돼요、해야 됩니다
- 지우다(消す)⇒ 지워야 돼、지워야 돼요、지워야 됩니다
- 입다(着る)⇒ 입어야 돼、입어야 돼요、입어야 됩니다
たくさんありますが、他の動詞も同じように作ってみてください。動詞一覧はこちらから確認してくださいね。
「하다」のつく動詞はみんな同じように「해야 되다」になるのはわかりますね。これもパンマルの形でいくつか見てみましょう。
- 공부하다(勉強する)⇒공부해야 돼
- 소개하다(紹介する)⇒소개해야 돼
- 청소하다(掃除する)⇒청소해야 돼
- 인사하다(挨拶する)⇒인사해야 돼
- 그만하다(辞める)⇒그만해야 돼
- 도착하다(到着する)⇒도착해야 돼
- 좋아하다(好む)⇒ 좋아해야 돼
同じように他のものも「해야 되다」にすればいいです。
では例文を見てみましょう。
例文)
- 今日学校に行かなければならないです。⇒오늘 학교에 가야 돼요.
- 今すぐ出発しなければいけない⇒지금 바로 출발해야 돼.
- 英語を勉強しないといけないかな⇒영어를 공부해야 돼나?
- 今月以内に引越さなければいけないです。⇒이번달 이내 이사해야 됩니다.
- 日曜日も仕事しなければなりません。⇒일요일도 일해야 돼요.
- そこで待たなければいけないよ。⇒거기서 기다리야 돼.
「~しなければならない」は「動詞の語幹+아/어야 하다」
もう1つの「~しなければならない」の表現は「動詞の語幹+아/어야 하다」です。
こちらも先ほどの「아/어야 되다」とほぼ同じ意味ですが、より義務などが強いニュアンスになり丁寧な表現になります。どちらかと言うと「아/어야 되다」の方がよく使いますね。
こちらも基本形なので他の表現では
のようになります。
こちらもいくつかの動詞で見ていきましょう。
- 만나다(会う)⇒ 만나야 해、만나야 해요、만나야 합니다
- 잊다(忘れる)⇒잊어야 해、잊어야 해요、잊어야 합니다
- 켜다(点ける)⇒켜야 해、켜야 해요、켜야 합니다
- 타다(乗る)⇒타야 해、타야 해요、타야 합니다
- 씻다(洗う)⇒씻어야 해、씻어야 해요、씻어야 합니다
- 닦다(拭く)⇒닦아야 해、닦아야 해요、닦아야 합니다
- 삶다(煮る)⇒삶아야 해、삶아야 해요、삶아야 합니다
- 바꾸다(替える)⇒바꿔야 해、바꿔야 해요、바꿔야 합니다
- 이기다(勝つ)⇒이겨야 해、이겨야 해요、이겨야 합니다
- 알다(分かる)⇒알아야 해、알아야 해요、알아야 합니다
などになります。こちらも同じように他の動詞を当てはめて練習しましょう。
また混乱しやすい「하다」のつく動詞ですが、こちらは「해야 하다」になります。こちらも少し見てみましょう。
- 말하다(言う)⇒ 말해야 해
- 생각하다(考える)⇒생각해야 해
- 상담하다(相談する)⇒상담해야 해
- 요리하다(料理する)⇒요리해야 해
- 결혼하다(結婚する)⇒결혼해야 해
- 출발하다(心配する)⇒출발해야 해
- 감사하다(感謝する)⇒감사해야 해
ではこちらも例文を見てみましょう。
例文)
- その人は忘れなければいけない。⇒그 사람은 잊어야 해.
- そのことについては相談しなければいけません。⇒그 일 대해서은 상담해야 합니다.
- もう少し真剣に考えなきゃいけない。⇒조금 더 심각하게 생각해야 해.
- 本を読まなければならないです。⇒책을 읽어야 해요.
- 試合には勝たなければいけない。⇒시합은 이겨야 해.
「~しなければならない」の他の似た表現
他にも少し違った表現がありますのでご紹介します。
「~しなきゃ、~するぞ、~しなくちゃ」という表現
こちらの表現は一人でつぶやいたり、相手に念を押す感じの表現になりますね。
例文)
- 今日は映画を見よっと。⇒오늘은 영화를 봐야지.
- すぐ買いに行かなきゃ。⇒곧 사러 가야지.
- さあ掃除しなくちゃ。⇒자,청소해야지.
- メールに返事しなくちゃ。⇒메일에 답장해야지.
- 週末には会わなきゃ。⇒주말에는 만나야지.
こちらはパンマルになりますが、文末に「요」をつければ丁寧な表現になります。
週末には映画を見ないとですよ。⇒주말에는 영화를 봐야죠.
日本語で言うと少し変な表現のようですが、韓国語ではよく使う表現です。映画などを見ていると、ひとりごとで「자,청소해야지!」というような表現をよくしている思います。よく見てみて下さいね。
意思を表す「~しなければならない」は「~아/어야 겠어」
こちらは先ほどの「~しなければならない」よりは自分の意思を表す、宣言する表現になります。
こちらも3つの表現がありますね。
では例文を見てみましょう。
例文)
- 一週間で全部覚えなければと思います。⇒일주일에 다 외워야겠어요.
- ソウルに行こうと思う。⇒서울에 가야겠어.
- 歯を抜こうと思います。⇒이를 뽑아야겠어요.
- すっきりと整理しようと思います。⇒깔끔하게 정리 해야겠습니다.
まとめ
この4つの表現の違いがわかったでしょうか。
- 「動詞の語幹+아/어야 되다」⇒「~しなければならない」会話で一番よく使う表現
- 「動詞の語幹+아/어야 하다」⇒「~しなければならない」義務などをより強く表し丁寧な表現
- 「動詞の語幹+아/어야지」⇒「~しなきゃ、~するぞ、~しよっと」一人でつぶやく時や相手に念を押す表現
- 「動詞の語幹+아/어야겠다」⇒「~しようと思う、~しなければと思う」自分の意思を表す、または宣言する表現
使い分けに少し難易度がありますが、何度も使っていれば少しずつ理解できると思いますので頑張っていきましょうね。
コメント